自分で行う外壁掃除の注意点！塗装はした方がいいの？

年末が近づき、そろそろ大掃除シーズンを迎えます。
家の中がピカピカになると、どうしても外壁の汚れや傷みが気になってくるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

年数が経つにつれて雨や紫外線、排気ガスなどの汚れが付着し、黒ずみやカビ・苔が目立つ住宅も増えてきますが、これらの汚れは外壁の美観を損ねるだけでなく、外壁を劣化させる要因になってしまうこともあるため、外壁の掃除が大切です。

「外壁って道具があれば自分でも掃除できるよね？」「高圧洗浄機ならきれいにできそう」と考えてしまいがちですが、外壁の掃除には注意点が潜んでいることもあります。

今回は「外壁の掃除の注意点」や、「塗装を行った方が良い場合」などについてご紹介いたします。

外壁掃除を自分で行う注意点とは？

外壁の掃除はシンプルで、基本的には水で洗い流し、それでも落ちなかった汚れはブラシやスポンジを使って汚れに対応した洗剤を活用しながら洗うのがご家庭でできる方法です。
ですが、そんなシンプルな掃除方法の中にもいくつか注意点があります。

(1)外壁が劣化していると内部に水が入ってしまう

建物の大敵は木材や金属を劣化させる「水」です。掃除では水をわざわざ家へかけることになるため、外壁掃除をする前には建物を守る役割を果たしている「外壁」や「コーキング」の状態を必ず確認してください。

例えば、「外壁のクラック（ひび割れ）」や「塗装の浮き・剥がれ」、「コーキングの劣化」などが見られる場合には要注意です。
雨から守ってくれるはずの塗装やコーキングが本来の機能を果たすことができないため、先に補修を行いましょう。

特に「前回の塗装からそろそろ10年が経過する」場合や「苔・カビが目立つ」場合には、塗膜の劣化が進んでいることが多いため、掃除ではなく塗装がおすすめです。

(2)高所作業の落下の危険

二階建てなどの住宅の場合、高所の外壁の作業も発生します。

高所に限って外壁の塗装や外壁材を傷める原因になる「鳥のフン」がついているなんてことも多く、見た目も悪いのでご自分で急いで掃除をしたいという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、はしごや脚立に登っての作業は慣れているプロでも落下することがある大変危険な作業です。
はしごや脚立などの不安定な足場を使わず、必ず伸縮棒付きのブラシやモップなどを使うようにしましょう。

(3)落ちて来る水でトラブルに

高所を水で流す際などに外壁に当たった水は、そのまま下部へ落ちたり、弾き飛ばされて少し離れた箇所まで濡らしてしまったりすることがあります。

掃除されているご自身の目や口に洗剤が入る危険性があるのはもちろん、ご近所の建物や車、花壇などに洗剤の含まれた水がかかってトラブルになることや、通行人に水をかけてしまうこともあるため、注意が必要です。

(4)外壁が傷ついて汚れやすくなる

汚れを落とすために、ごしごし力を入れたくなってしまいますが、外壁の塗装が傷つくとかえって汚れが付きやすくなってしまうことも。これでは折角掃除をしても本末転倒になってしまいます。

外壁はできるだけやわらかいモップなどを使い、やさしく洗うこともポイントです。
汚れが落ちない場合には塗膜の劣化が進んでいることも多いため、外壁塗装で塗り替えもご検討ください。

(5)高圧洗浄機は外壁材の破損も

「やさしく洗う」ことがポイントとご紹介しましたが、水圧の強い高圧洗浄機も外壁掃除ではあまりおすすめできません。

外壁材のメーカーによっては注意書きに高圧洗浄機の使用を控えるよう記載されていることもあり、塗装どころか外壁材自体を傷つけてしまう可能性もあります。

塗装業者でも高圧洗浄機を使うことがありますが、それは塗装前の洗浄のタイミングだからこそ。水圧を調整して均一に洗い流すプロの技です。
大切な住宅ですから、是非、正しい清掃で外壁の劣化を防止していきましょう。

約10年経ったら外壁塗装も

注意点の中でもご紹介したように、外壁塗装は住宅の大敵である雨水や、劣化に繋げる紫外線などから建物を守っている存在です。

しかし、その効果は一般的に使われる塗料の場合、10年前後で寿命を迎えます。
以前の塗装や住宅を建ててから10年程度経っていて外壁の汚れが気になるという場合には、塗膜が劣化しているサインですので、この機会に塗装をして、雨漏りなどから住宅を守りましょう。

「屋根・外壁塗装 DIY塗装の注意点とは？」でもご紹介しましたが、塗装のDIYも失敗すると塗装の剥がれなどが起きやすくなり、塗装の効果が得られなってしまいますので、是非こちらもあわせてご一読ください。

新年に計画してお得な塗装を

年末に塗装の必要性に気が付いたら、来年の塗装の計画を立てることがおすすめです。
塗装は意外と面積があり、費用が大きくなってしまうことも多いため、まずは助成金が活用できるか確認して大体の日程を把握しておくとお得に塗装できます。

塗装は国のリフォーム助成金が活用できないことが多く、自治体などの助成金は人気で早めになくなってしまうことも少なくありません。

たとえば、おつど塗装のある東京都あきる野市では、あきる野商工会の「住宅改修工事等助成事業」で外壁も対象となっていることが多いです。
ここ数年は7月頃から開始していましたが、大変人気な助成金で、8月頃には予算に達し、終了してしまいました。

「申請期間が2月までだからいつでも大丈夫」と思っていると、お得に塗装できる機会を逃してしまいますので、助成金の開始に合わせて塗装をはじめられるように計画することがおすすめです。

おつど塗装もあきる野商工会の会員事業者になっているため、あきる野市にお住まいの場合は「住宅改修工事等助成事業」を活用した塗装ができます。
お気軽にご相談ください。

おつど塗装はあきる野市を拠点に、青梅市・羽村市・福生市など周辺地域に根差して塗装を行う国家資格「一級塗装技能士」在籍の塗装会社です。
塗装のプロがお客さまのご希望をしっかりお聞きし、建物の状態やご予算に合わせて、最適な塗装のご提案から、丁寧な施工、アフターサポートまで、塗装を通してお客さまに安心と喜びをご提案いたします。
是非お気軽にお問い合わせください。